金工作家
特徴|打ち出し/鍛金
1995年大阪府泉大津市生まれ
現在 石川県金沢市在住、制作
主に生き物から着想を得ており、それらから得られた驚きや畏怖などの感覚を、金工の技法によって具現化することをテーマとして制作しています。
プロフィール
2018 金沢美術工芸大学 工芸科金工コース 卒業
2020 金沢美術工芸大学大学院 工芸専攻修士課程 修了
2021 金沢卯辰山工芸工房 入所
受賞/入選
2013 「第5回工芸甲子園 京都市長賞」
「第65回全大阪府高等学校美術工芸展」優秀賞
2024 「第64回石川の伝統工芸展」新人賞
展覧会
2018 異形展(ガレリアポンテ、石川)
2023 綾井政城 金工展(アプラたかいし、大阪)
推薦コメント
推薦者|古田 航也|金沢卯辰山工芸工房 金工工房 専門員 彼は学生の頃から古代生物や昆虫をモチーフに制作に取り組んできました。怪獣に憧れ、独自の世界観を持ち独特な形態の作品を作ることを得意としています。創作的な生物から、リアルに存在する生物まで、彼の側にはいつも「生物たち」が存在しています。作品はただ形にするのではなく、その生物が生きていたらどのような動きをするか、どのような生態なのかを意識し、ひとつひとつと向き合っています。また形態変化する作品にも取り組んでいて、金工の世界における自在置物とは違い独自の構造、パーツを自作しそれらを活用することで、全く違った生物に変化する作品も独創的であり、彼の作品の魅力のひとつと言えます。伝統的な技法にもこだわっており、工芸を尊重し素材を大切にする心を忘れずに日々制作に励んでいます。