ガラス作家
特徴|色ガラス/金属箔
1987年岩手県奥州市生まれ
現在 富山県富山市在住、制作
祖母の箪笥から出てきた一枚の古布と出会った。その布はまるで花のような美しさを放っていた。その布のような「時を経ても感動をもたらす作品を作りたい」そんな願いを込めながら吹きガラスで制作を続けています。
プロフィール
2007 秋田公立美術工芸短期大学 ガラスコース 卒業
2016 富山ガラス造形研究所 助手
2019 S glass studio 開設
受賞/入選
2011 金屋町楽市賞 大賞
越中アートフェスタ 佳作
展覧会
2023 個展「穏やかな日々のためにⅡ」(松屋銀座、東京)
個展「裂織りの器」(阪急うめだ、大阪)
2024 個展「初夏のガラス展」(Gallery thalassa MoMo、栃木)
個展 「佐々木 俊仁 ガラス工芸展」(遠鉄百貨店、静岡)
推薦コメント
推薦者|本郷 仁|富山ガラス造形研究所主任教授、富山ガラス工房館長
佐々木俊仁くんは、2019年に富山で個人工房「S glass studio」を開設し、現在注目のガラス作家として活動しています。彼の代表作は「裂織り(さきおり)の器」シリーズで、それは祖母の箪笥にあった色鮮やかな古布との出会いから始まりました。古布の持つ風合いと美しさに惹かれ、その布のような「時を経ても感動をもたらす作品を作りたい」という願いと「ものを大切にする気持ち」を込めながら、吹きガラス技法で制作したものです。複雑な色ガラスの重なりと微妙な透明感で素材の奥行きを作り、端正な形の中に緩やかなガラスの動きを持たせることで、吹きガラスの新たな魅力を伝えてくれます。彼の持つ高い技術力と素材に対する感性、そしてモノづくりへの情熱が感じられる作品です。