陶芸作家
岐阜県高山市在住、制作
特徴
白い土を野焼きして自然の気配を写しとり、水漏れ処理を施した現代の土器
自然と歴史から畏敬の念を抱いて学び、日本人が培ってきた感性と美意識を表現したいと考えています。
そして素材を最大限に活かし、現代の生活に適う器を作れるよう日々精進しています。
プロフィール
1985 愛知県豊橋市生まれ
2017 岐阜県立多治見工業高等学校 専攻科修了
伊賀の窯元で学ぶ
2019 愛知県豊橋市にて独立
2021 岐阜県高山市に移住 工房を構える
展覧会
2024 個展(織部下北沢店、東京)
個展(IRODORI TABLE、東京)
二人展(松坂屋名古屋店 gallery α、愛知)
推薦コメント|蓑谷 百合子 飛騨高山工芸店 風光ル
市川恵大さんは岐阜県多治見工業高校専攻科を卒業後、三重県伊賀市の窯元に師事し、2021年より飛騨高山の人里離れた山間に工房を構え制作活動を行っています。自身でつくる白い胎土を家の畑で野焼きする白色土器や、瑞々しい青の施釉陶器のほか、飛騨の山から掘り出した土での作陶など、大自然からインスピレーションを得ながら飛騨の歴史を内包する土そのものに向き合い続けています。また、素材や工法はダイナミックな自然が背景でありながらも、無駄を削ぎ落したフォルムや手の中の収まりの良さなど洗練された造形が印象的です。市川さんの「自然と人との共鳴」をより多くの方に触れていただきたいと思い、推薦いたします。

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