染織作家
東京都在住、制作
特徴
絹をはじめとする天然繊維を主な素材とし、色彩を大切に染め上げた手織りの布作品
デザインとアート、クラフトの間を漂うような物作りを心掛けています。制作の中で大切にしているのは《色》。織りによる、意図からこぼれる 無作為を見つめ、日々小さな偶然との出会いを待ちながら制作しています。
プロフィール
1985 東京都青梅市生まれ
2004 女子美術大学芸術学部 ファッション造形学科入学のち、工芸学科織コースに転科
2009 女子美術大学 芸術学部工芸学科織コース卒業
企業で刺繍レースのデザインに携わったのち、染織作家として活動中
受賞/入選
2016 第90回国展 人賞
2017 第91回国展 国画賞
2019 第92回国展 準会員推挙
2022 第15回現代手織物クラフト公募展」駒ヶ根シルクミュージアム館長賞
2023~日本民藝館展―新作工藝公募展― 入選
2025 第28回全国染織作品展 意匠賞
展覧会
2017 河野香奈恵 織展 個展(ギャラリーH2O、京都)
2023 河野香奈恵 織物展 企画展(室町の加納株式会社、京都)
2024 「手仕事に遊ぶ錦秋 vol.8」グループ展(三溪園 鶴翔閣、神奈川)
推薦コメント|工藤 聖美 女子美術大学芸術学部デザイン・工芸学科工芸専攻 教授
河野香奈恵さんは、制作初期から制約を超えた奔放な色彩と斬新な構成で “ 魅せる” 着物を手がけ、その個性を鮮烈に印象づけた。和装制作で培った確かな技術を基盤に表現領域を広げ、現在に至るまで進化を続けている。11 年の刺繍デザイナー経験は、使い手を意識する視点と、多様な要望に応える柔軟な発想力を育んだ。多忙な中でも旺盛な制作意欲を失わず、意図と偶然が融合する微細な表情を見抜く確かな目を持つ。その優れた感性は、デザインと工芸の垣根を軽やかに超える創作姿勢を支え、今後のさらなる飛躍を予感させる。

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