漆芸家
石川県輪島市在住、制作
特徴
乾漆/蒔絵/螺鈿
漆という素材がもつ魅力が伝わるよう、引き出せるよう目指して日々制作しています。
プロフィール
1986 栃木県佐野市生まれ
2016 東京藝術大学大学院 美術研究科文化財保存学保存修復工芸研究室修了
2018 石川県立輪島漆芸技術研修所 専修科卒業
2021 石川県立輪島漆芸技術研修所 蒔絵科卒業
現在 重要無形文化財輪島塗技術保存会伝承者
受賞/入選
2023 第41回日本伝統漆芸展 入選
2024 第42回日本伝統漆芸展 入選
展覧会
2023 第41回日本伝統漆芸展 入選
2024 第42回日本伝統漆芸展 入選
推薦コメント|小森 邦衛 石川県立輪島漆芸技術研修所 所長、重要無形文化財「髹漆」保持者
漆の木は、傷つけられると自身を保護するために樹液を出します。その樹液を集めた漆液は、一度乾くと酸にも溶けず、表面はうるわしく艶やかであることから、語源は「うるわし(麗しい)」や「うるう(潤う)」など諸説ありますが、いずれもその「美しさ」から発せられたと言われています。そんな漆の魅力に惹かれた荒川さんは、東京藝術
大学大学院美術研究科修士課程文化財保存修復工芸研究室を修了し、その後石川県立輪島漆芸技術研修所専修科に入所、さらに蒔絵科を卒業。重要無形文化財輪島塗技術保存会の伝承者として研修を重ねる傍ら、奈良の選定技術保持者である北村繁氏に師事し、文化財修復の知見と髹漆、蒔絵・螺鈿の技術に磨きをかけ、独自の世界を構築しました。その作品は、第41回および第 42回の日本伝統漆芸展(公益社団法人日本工芸会)に入選しています。今回も、荒川さんの独自の「荒川ワールド」を見せてくれるものと大いに期待しております。

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