陶作家
岐阜県多治見市在住、制作
特徴
天然原土を自ら調合し、それを生かした作品制作
実際にこの目で見た自然や風景、生き物が持つ、厳しくも凛としていて朗らかなあの気配。
それを土で形成することで、誰かの豊かさへと繋がるように。そんなモノづくりを。
プロフィール
1998 東京都八王子市生まれ
2020 岐阜県立多治見工業高等学校 専攻科陶磁科学芸術科 修了
鈴木藏氏に師事
2023 独立
推薦コメント|北野 勝之 岐阜県立多治見工業高等学校 専攻科陶磁科学芸術科 主任
専攻科の在学中、彼は様々なやきものにチャレンジしていました。それは自分探しのための時間であったように感じられます。修了後は釉薬会社に勤務しながら、人間国宝である鈴木藏氏に3年間師事し、現在は多治見で活動しています。作家は自ら実際に山や川に足を運び、そこで感じた自然の美しさや厳しさを作品に落とし込みながら制作を行っています。それは単にテクスチャーを土に置き換えるのではなく、自然の存在感を全身で捉え、一度自身の中で咀嚼し、土で形作ることを意識しているのです。今後、そんな彼がどのように作品を展開していくのか、非常に楽しみです。多くの方々の眼に触れ、意見をいただくことで、作家自身のやろうとしていることが何なのかを考える、そんな貴重な機会にしてほしいと願っています。

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