陶磁器作家
石川県在住、制作
特徴
自ら手びねりで成形した形に染付の深い藍色を用いて細かい絵を描く
夢の中を漂い旅をしているような世界をテーマに、主に染付と上絵を用いて表現しています。
美術品としての鑑賞だけでなく使って触れ合うことができる、工芸を身近に感じてもらえるような作品を目指し制作しています。
プロフィール
1998 東京都生まれ
2021 武蔵野美術大学造形学部 工芸工業デザイン学科 陶磁専攻 卒業
2023 石川県立九谷焼技術研修所 修了
受賞/入選
2021 武蔵野美術大学造形学部 卒業制作 優秀賞
2023 石川県立九谷焼技術研修所 卒業制作 パーマネントコレクション選定
日本新工芸展 第6回学生選抜展 優秀賞
2024 松森美術主催「暁天KOGEI-competition-」 入選
HACHI-8鉢 展「 SHINSEN」 最優秀賞
日本新工芸展 本展 入選
推薦コメント|川浦 由華 石川県立九谷焼技術研修所 技術指導課長
彼女の描く「夢見紋」と名付けた文様は、夜空に花や蝶が漂う幻想的な表現であり、その背景にはギリシャ神話などの物語から着想を得た独自の世界観がある。伝統的な染付技法の深い青に、金彩と素地の白を生かした色彩は、完成度が高く、上品な仕上がりとなっている。手びねりによる造形表現も、新たな形と表現のマッチングに挑戦し続けている。九谷焼技術研修所の本科卒業制作作品はパーマネントコレクションに選定されるなど、九谷で学んだ様々な表現が、現在の作風の土台となり、独自性をもってその表現を支えている。今後のさらなる活躍が期待される作り手である。

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