やきもの作家
静岡県藤枝市在住、制作
特徴
土・素材を自ら見つけ試すところからはじめ、自作の薪窯での焼成を中心に急須などの器を制作
土地になじみ、そこから素材と出会い試行する過程にこそ創作の楽しみを感じています。
巡り、自分の生み出したものがどこかで誰かに影響を与える、それは素晴らしいことではないでしょうか。
プロフィール
神奈川県生まれ
東京藝術大学美術学部卒業
東京藝術大学大学院美術研究科入学
東京藝術大学大学院美術研究科卒業
東京藝術大学美術学部 取手工芸 テクニカルインストラクター 在籍中
静岡県藤枝市地域おこし協力隊 隊員として活動中
展覧会
グループ展(うおがし銘茶、東京)
推薦コメント|三上 亮 東京藝術大学美術学部工芸科陶芸専攻 教授
8年前、下城爽さんは東京藝術大学工芸科に入学し、陶芸専攻に進みました。当初から自然素材や技術的なことに対し独特な目線を持っていたように感じます。東京藝術大学の取手校地には登窯をはじめ様々な形式の薪窯があるなか、下城さんは卒業制作で原始人の如く穴を掘り進み、露わになってくる土を捏ねて形と成し、およそ陶芸窯とは言えないような深い穴で拾い集めた雑木を燃やすことを行いました。その後、大学院に進み築窯実習では取手の土のみで穴窯を築き、廃材や剪定した木材で焼成。ろくろ仕事の中でも最も繊細で複雑な急須作りに専念しています。このこだわりの行方は果たしてどこに向かうのかとても楽しみな存在です。

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