うつわ作家
特徴|釉薬による絵付けの表現
1988年京都府京都市生まれ
現在 京都府在住、制作
急須や酒器を中心に制作。色釉の上に白が霞がかったり、溶けて混ざったり…。釉薬による絵付けの表現を楽しんで頂き馴染みのない方にも工芸を生活に取り入れてもらえるきっかけになればと考えています。
プロフィール
2011 京都嵯峨芸術大学芸術学部陶芸コース(現嵯峨美術大学)卒業
2012~2015 同大学にて教務助手勤務
2015~ 京都市にて制作2020 京都市にて独立
展覧会
2021~ 陶ふたり展(玉川高島屋、東京)以後毎年開催
2022~ 個展(横浜高島屋、神奈川)以後毎年開催
2023 個展(アートサロンくら、京都)
その他各地で個展開催
推薦コメント
推薦者|日野田 崇|Artist、手色形楽作家、嵯峨美術大学 教授
谷内さんのうつわには、そのかたち、色づかいに、やきものならではの表現が盛り込まれている。それは、窯の高熱によって釉薬や顔料の成分を融かすことに由来するものだ。釉薬には、透明感と不透明感の両極性があるものだが、その双方が彼女の作品に奥行きを与えているように思う。どのように融け、冷え固まって固有の表情を見せているか、毎回窯の蓋を開けるまで、おそらく作者自身も相当にはらはらしているにちがいない。しかし、それは単に自己表現のためというよりも、むしろ、うつわを使う他者の暮らしを潤すことに重点をおいた文様表現となっているところに、その真の価値があるように思われる。今後のさらなる作品展開に期待し、推薦する。