陶芸家
特徴|泥漿鋳込み/タイル画
1992年福岡県生まれ
現在 神奈川県在住、制作
泥漿鋳込みによる立体作品や、釉薬でタイル画を制作しています。偶発性を感覚に取り入れ、立体と平面の表現に取り組んでいます。
プロフィール
2015 多摩美術大学美術学部工芸学科 卒業
2017 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程 修了
現在 多摩美術大学 工芸学科陶研究室 助手
展覧会
2017 第65回東京藝術大学卒業・修了作品展
2019 「鉄と陶」(山本文房堂画廊、福岡)
2020 「鉄と陶」(ギャラリー風、福岡)
2021 「壁llm2の彫刻展」(いりや画廊、東京)
2023 「鉄と陶」(山本文房堂画廊、福岡)
推薦コメント
推薦者|小笠原 森|美術家・陶芸家
西島の作品には、計画された意図的な行為と偶発的現象要素が混じり合う。彼は「成形や焼成によって生じる予期せぬ結果や現象は、意図的な行為から見ると失敗かもしれないが、表現においては新たな可能性となります」と語る。意図的な形と、自らの意思とは別なところで生まれる形が交わることで感覚が刺激され、新たな発見や作品の制作につながるのであろう。西洋によって養われた美術的価値観と必ずしも合致しないこの感覚は、この国の造形素地とは不思議と親和性があるように感じる。素材や歴史、技法、概念、現代社会を全て並列に一色の絵の具のように扱う新しい世代として、彼の表現姿勢からは新たな日本的価値観創造の可能性を感じる。