陶磁器作家
特徴|磁器/鋳込み
1997年神奈川県相模原市生まれ
現在 岐阜県多治見市在住、制作
鋳込みで作られる軽やかな歪みと、原型を作る際のアウトラインと、最後に手作業によるレリーフを合わせて、それらが一体感を持って、柔らかく凛とした一つの作品になるようなものを目指して、制作しています。
プロフィール
2019 武蔵野美術大学 造形学部工芸工業デザイン学科木工専攻 卒業
2024 多治見市陶磁器意匠研究所 技術コース卒業
2024 現在 多治見市陶磁器意匠研究所 セラミックスラボ在籍
受賞/入選
2024 多治見市陶磁器意匠研究所卒業制作賞
坂﨑重雄陶磁器産業後継者育成奨励賞
展覧会
2024 新しい風 -ishokenのデザインと表現- (日本橋高島屋S.C 6階美術画廊、東京)
推薦コメント
推薦者|駒井 正人|陶磁器作家・多治見市陶磁器意匠研究所 総括主査
生嶋の作品は、植物を思わせるしなやかな曲線や柔らかなフォルムを特徴とします。柔らかなその形態は排泥鋳込みによるまっさらな磁器の生地を彫ることで生まれます。伸びやかで繊細に彫られた曲線は作品にしなやかさと心地よい緊張感を生み、焼成によって生じる作品の揺らぎはやきものならではの柔らかさをみせてくれます。そして何より丁寧に作り込まれた生嶋の器には制作の根底に道具として手にする他者への確かな想いがあるからこそその優しい柔らかさに一層心惹かれるのだと思います。