美術作家・陶芸家
特徴|多数のモチーフを組み合わせたカラフルな陶造形表現
1993年三重県生まれ
現在 埼玉県在住、制作
リサイクルショップで収集した民藝品、工芸品、工業製品やフィギュア、廃材などをモチーフに、それらの背景や物語を焼き物で再構築し表現することを目指しています。
プロフィール
2015 多摩美術大学美術学部工芸学科 卒業
2017 多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻 修了
2017〜2021 多摩美術大学工芸学科研究室 助手
2022〜 大東文化大学文学部事務室 専門嘱託職員
受賞/入選
2019 「第3回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ」入選(瀬戸市美術館、愛知)
2023 「第71回埼玉県美術展覧会」入選(埼玉県立近代美術館、埼玉)
「2023・ZERO展」ZERO会賞(宝塚市立文化芸術センター、兵庫)
2024 「XVI International Ceramics Biennial of Manises」入選(Sala Els Filtres、バレンシア)
展覧会
2023 「Study:アート&クリエイティブフェア」(グランフロント大阪、大阪)
「Chronicle:反復の地層」(MJK Gallery、東京)
「[セラミック・シナジー展]技術と表現。工芸と芸術。個と集団」松井利夫賞(京都市京セラ美術館、京都)2024 「CERAMIX」(西部渋谷店美術画廊・オルタナティブスペース、東京)
「幻在の表現 島内聡士・関井一夫・森川裕也」(日本橋高島屋S.C.美術工芸サロン、東京)
「MORIKAWA YUUYA Solo Exhibition “Drift”」(MJK Gallery 、東京)
推薦コメント
推薦者|塩谷 良太|多摩美術大学工芸学科准教授・造形作家
森川裕也の創作において「観察」と「編集」は不可欠である。彼は私たちの身の回りにある「当たり前」のモノや記号化されたモノを鋭く捉える。それらは一度彼の手にかかると、変形され、焼成され、新たな姿へと変貌を遂げる。視覚的錯乱を誘う造形や、窯の中の強烈なエネルギーにより、モノはただいま現在とは異なる存在となる。編集を経てノイズをまとったモノは、ユーモアとアイロニーを伴い、新たなアイコニックな存在として現れる。森川が生み出すそれらは、生活に彩りを与えるだけでなく、日常の「当たり前」を見直し、物事の裏側にある面白さを発見させてくれるのだ。