陶芸作家
特徴|型成形/ちねり
1990年大阪府生まれ
現在 静岡県在住、制作
樹木をモチーフに器型の作品を制作しています。樹木には幹のうねりや枝ぶりに、器には作り手、使い手の重ねた時間が刻まれています。「今」に至るまでの過程に魅力を感じて制作しています。
プロフィール
2014 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸コース 卒業
2016~2019 大阪産業大学 非常勤助手
2020〜 静岡県在住、作陶
受賞/入選
2015 「京畿世界陶磁ビエンナーレ」入選
2017 「第11回国際陶磁器展美濃」入選
2019 「第8回菊池ビエンナーレ」入選
2020 「京都花鳥館賞奨学金2020」最優秀賞
2023 「第17回パラミタ陶芸大賞展」
展覧会
2014 「Flash Point」(spectrum gallery、大阪)
2017 「川瀬理央 陶展」(ギャラリー白3、大阪)
2019 「川瀬理央 陶展-刻」(京都陶磁器会館、京都)
グループ展
2018〜2024 「陶芸の提案」(ギャラリー白、大阪)
2020〜2021 「美飾會」(ギャラリーなかむら、京都)
推薦コメント
推薦者|宮永甲太郎|京都精華大学 芸術学部 造形学科 陶芸専攻 教授
川瀬さんの作品は、口のある器形にもかかわらず、外側と内側の境界が無いことから、器物であり、オブジェである事を可能にしています。器物でもあり、オブジェでもあることを可能としているのは、独特な技巧による構造体である。構造体が私たちの目を外形から内側へと誘い、器なのかオブジェなのかと思考を愉しませてくれるのである。この思考こそが人間最大の娯楽で有り、この娯楽の産物が美術なのです。技巧による工芸と、思考による美術を併せ持ち、その往来を可能にする作品です。工芸と美術のあいだを愉しむひとときを紹介いたします。