古川 千夏 Furukawa Chinatsu
七宝作家
[特徴] 有線七宝技法
※※プロフィール後着(以下は泉谷さんのもの)
1986年 香川県生まれ 香川県在住
2012年 香川県漆芸研究所 修了
2015年 「和になる 器になる 暮らしの美 二人展」(広島三越/広島)
2017年 「ファースト・パトロネージュ・プログラムVol.1」(KITTE丸の内/東京)
2019年 「あした工芸ピクニックに行こう」(阪急うめだ本店/大阪)
2020年 「泉谷麻紀子うるし展」(IDO MALL L style/香川)
2021年 「ファースト・パトロネージュ・プログラム Vol.4再会のとき」
第85回香川県美術展覧会 香川県知事賞 受賞
2022年 「Art Fair Tokyo 2022」(東京国際フォーラム/東京)
「ACTIVATE KOGEI+ART GINZA2022」(松屋銀座/東京)
2023年 「彫と彩 ー新たな伝統を紡ぐー 香川漆芸2023」(ギャラリーこちゅうきょ/東京)
2024年 「翔ぶ鳥展」(一穂堂/東京)
近年の作家活動・制作について
最近新しく工房を整え、心機一転で制作に励んでおります。
今後の展覧会、作品発表、イベント等の情報
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支援者の皆様へメッセージ
今までの自分の表現をもとに新たな技法を合わせた作品を制作しております。
推薦者・金属造形作家、広島市立大学名誉教授 南昌伸
古川千夏は、七宝技術の修得に留まることなく、長年にわたり七宝技術を基本とした独自の表現を探求してきた。有線七宝で使われる銀線に着目し、本来モチーフの平面的な縁取りを担う銀線を、立体的な造形要素として捉え直すなか、銀線と釉薬の絡み合いがつくりだす新鮮な輝きを引き出すことに成功した。その美しい乱反射は、独自の銀線の厚み、高さを探ることで、有線七宝における銀線と釉薬の新たな関係性を創出した結果といえる。また、それらの魅力は、銀線を配置する制作過程において、極めて繊細で緻密、気の遠くなるような仕事量とそれに費やされる時間から生み出されていることは語るまでもないところである。推薦に値する仕事である。