野口真愛 Noguchi Mae
ガラス造形作家
[特徴] ※※
2023年 「ART NAGOYA 2023」(名古屋観光ホテル 、愛知)
2人展 「光の行方」(Art Shop 月映、金沢)
2人展 (Hokugin Art Gallery 、金沢)
グループ展「ラピスラズリ 5人のアーティストが紡ぐ青い記憶」(ヒカリエ Bunkamura Gallery 8、東京)
近年の作家活動・制作について
現在では、オブジェクトの新作や国内外の公募に向けて大小さまざまな作品に挑戦している。また、普段使いのコップやワイングラスといった器も制作している。
今後の展覧会、作品発表、イベント等の情報
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支援者の皆様へメッセージ ※※2021年となっているけど良いのか??
この度は2021年度のFPPに参加させていただき、ありがとうございました。私は学生を卒業し、作家としての第一歩をたくさんの方々にサポートして頂き、作品と真摯に向き合う事が出来ました。また、ECサイトの立ち上げでは、作品の撮影にも多くのことを学びました。今振り返ると、様々な締め切りがある中で、作品制作に集中できたことは、FPPのスタッフに支えられ、制作者の方々にも励まされたことで乗り越える事が出来たのだと思います。3331 Arts Chiyodaでの展覧会では、作品を通してお客様とお話させていただき、今後の作品作りへのアイデアが広がり、とても嬉しかったです。今後は、ガラス素材の魅力を表現する上で、ガラスのさまざまな動きに着目した作品を創り続けていきたいと考えています。
推薦者・本郷仁 ガラス造形家/富山市立富山ガラス造形研究所主任教授
高温のガラスは、自らが発する熱と光の中で、自然の力に従いながら動く、そして冷めるにつれて動きはゆっくりとなり、やがてダイナミックな動きを留めた光の塊となる。ガラスはまさしく「固化した液体」なのである。野口は、このガラスの最も特徴的で魅力的な素材感に惹かれ、熱いガラスの塊で造形することにこだわっている。彼女の作品は、今にも動き出しそうな形態が強い存在感を放つ。一見、素材自らが形を生み出しているように思えるフォルムだが、野口は事前に膨大なエスキースとモデルを準備し、ガラスの一瞬の動きをとらえる。。つまり作品は野口の美意識の塊なのである。自らが美しいと感じる、形を素材との協働作業で生み出す、そんな素直な感性が、今後どのような美しさに向かうのか、大変楽しみである。