吉田 夏紀 Yoshida Natsuki
漆芸家
[特徴] 蒟醤などの香川漆器の伝統技法
乾漆と縄胎を組み合わせた技法 その他に変わり塗り、拭き漆など
1990 兵庫県出身
2013 同志社大学美学芸術学科 卒業
2018 香川県漆芸研究所研究生過程 修了
2019 香川県漆芸研究所研究員過程 修了
現在 拠点を石川県加賀市に移し活動中
受賞
2018 第26回テーブルウェア大賞〜優しい食空間コンテスト〜特別審査部門「麺の器コンテスト」入選
展覧会
2018 漆とわたし(グループ展:讃岐漆芸美術館、香川)
2018 ファーストパトロネージュプログラム2018(催事:丸の内KITTE 、東京)
2020 わがまま市 vol.4(gallery 志ziki、兵庫)
2021 ファーストパトロネージュプログラム2021〜再開の時〜(オンラインイベント)
2023 ART FAIR TOKYO 2023(催事:東京国際フォーラム、東京)
近年の作家活動・制作について
FPPへの参加をきっかけに自分の好きなものに対する探究心がさらに深くなりました。 現在はうつわ、アクセサリーの他、オブジェなど大型の作品も作ろうとしています。 また、制作拠点が香川県から石川県加賀市に移りました。 制作物・展示のお知らせはインスタグラムにて行っているので、ぜひご高覧下さい。
支援者の皆様へメッセージ
2018年から作風の変化などもあり戸惑われたかと思いますが、それでも暖かく見守って頂き誠にありがとうございます。 商品を実際に使用されているところなどを報告してくださったり、展示に来てくださったり本当に感謝しております。 今後も生き生きとした作品を作っていく所存ですので応援宜しくお願いします。
推薦者・香川県文化振興課 美術コーディネーター住谷晃一郎
吉田さんは、大学で西洋美術を学び、装飾的作風のウィリアム・モリスが好きであった。そして次第にものづくりに惹かれ、漆芸を志すようになった。ブルーを基調にした作風で、蒟醤の丸彫りや線彫りに色を重ねた複雑で深みのある色彩に特徴がある。作品のタイトルには何かしら謎めいたテーマ性があり、思索によって深く沈潜した感情を器物に象徴的に凝縮するように表現している。今回の出品作は、麻紐を渦巻き状にした縄胎の模様、また多彩な木彫でブローチなどアクセサリーを制作している。