田中里姫 Tanaka Saki
ガラス作家
2024年金沢卯辰山工芸工房 修了
現在秋田市新屋ガラス工房勤務/秋田にて作家活動を行う
近年の作家活動・制作について
FPPにて作品を出展し、講評を受けたこと、同世代の作家たちと交流することで、作品をより高めるための刺激を受けた。それを受けて現在、ガラス表現の可能性の探求を行なっている。
今後の展覧会、作品発表、イベント等の情報
7月4日〜7月7日 個展 鎌倉(宝庵)
支援者の皆様へメッセージ
作品を見て美しいと感じてくれることが何よりも嬉しく、自身の制作の大切なことであり、ガラス表現の美しさを今後もより高いところへと進化していきたいと思っています。
推薦者・前金沢卯辰山工芸工房ガラス工房専門員、ガラス作家 佐々木類
田中の作品は、極薄のガラスが熱によりたわみ、そのたわみにより出来たテンションが緊張感をつくる。しかし、緊張感と同時に大らかさがあるのが作品の特徴である。一見するとシンプルな作品であるが、均一で極薄の透明なガラスは、作者が日常の中で感じる言葉には出来ないが確かな美しさという曖昧な感情の、存在と不在を問いかける無音の詩のように感じる。シンプルな作品であるが故にガラスの素材との対話を真摯に行い、表現が年々洗練されている。近年では、作品の表現力や技術力が高く評価され、「国際ガラス展・金沢2022」と「第5回金沢・世界工芸トリエンナーレ」で大賞を受賞し、今後のさらなる飛躍が期待される注目の若手ガラス作家である。
■Instagram
https://www.instagram.com/tanaka__saki/